音源はCDもしくはAmazonミュージックよりプレイヤー側のシャッフルで選曲されます。
何が選ばれるか分からないので、毎日の楽しみとして聴いていこうと思います。
今日の1曲は『Take the 'A' Train』
今日選曲したのはクリフォード・ブラウン&マックス・ローチの「Take the 'A' Train」です。
Take the 'A' Trainだとピンっと来ませんが、和訳されたタイトル「A列車でいこう」って名前だと聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
私の場合は真っ先に思いついたのはゲームのイメージが強いですが。
クリフォード・ブラウンについて
ハードバップの隆盛期、1950年代に彗星の如く登場し一躍シーンの中心的人物になった、ジャズ史に於ける最も重要なトランペッターの一人。ブラウニーの愛称で多くの人々に親しまれた彼もしかし活動時期ははかないほど短く、ツアーからツアーへの移動中に、たまたま修理の上がった愛器を受け取りにいく道中、バンド仲間の運転する車の事故でその仲間リッチー・パウエルと共に死亡しました。人気の絶頂での死亡事故は当時多くのファンやミュージシャンを暗雲の中に取り残したかのような悲しみを誘いましたが、その後相次いで発掘された貴重な音源と共に彼の残した全作品は今も繰り返しリイシューされるほどシーンの中で重要な位置を占めています。
マックス・ローチについて
マックス・ローチ(Max Roach)と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)との双頭クインテットですね。私自身もジャズのレコードを聴くようになったごく初期に買ったのがこのクインテットのレコードでした。「Study in Brown」「at Basin Street」等でした。当時のジャズ界では最も若く最も先進的なコンボでした。しかし、このコンボは、クリフォード・ブラウンとピアニストのリッチー・パウエル(Richie Powell)を交通事故で同時になくしたことによりわずか二年で消滅することになってしまいます。マックス・ローチはショックのあまり一時期酒浸りの生活に陥ったという話です。
収録アルバム紹介
今回紹介した「Take the 'A' Train」は、ジャズ・ザ・ベスト・プレミアム・ボックスより選曲しました。
Take the 'A' Trainを聴いた感想
昔のホラー映画にでも使われそうな出だしから、急にヘビーメタルのようなハードな音色。
でもそれが終わると聴き慣れたジャズミュージックに変わります。
列車がタイトルに有るように、トンネルを抜けた先にある音楽って感じがしました。